製材工場を見学させていただきました!
こんにちは。工事管理部の章本寛太です。
今回は、製材工場を見学させていただきました。
製材というのは、原木を角材や板材などに切り整えることを言います。
製材された木材は木造住宅や建具、工芸品などに使われています。
木は、切り方によって木目が違ってきます。
今回は柾目(まさめ)の板材を製材しました。
木曽ヒノキの原木です。
これをまずは縦に4つ割りにしていきます。↓
こうして製材していくことで、年輪に対して直角に刃が当たり、
柾目(まさめ)をとることができます。↓
一見切っていくだけに思えますが、製材はとても難しいです。
たとえば同じ向きでずっと切っていくと、
途中で心材(木の中心部分)寄りに板目が見えてきて、
奇麗な柾目が取れません。
また、節の量や大きさなども考慮しつつ厚みをオーダーしていきます。
これはかなりの目利きが必要で、
切った断面の状態や柾目の具合を見てどこの部材に使うかを考え判断して、
厚みを決めているそうです。
このオーダーを間違えると綺麗な木材にならないので、とても重要です。
ちなみに今回製材した木曽ヒノキというのは、
日本三大美林(青森ヒバ・秋田スギ・木曽ヒノキ)に数えられ、
伊勢神宮や姫路城などに使われている、良質な国産天然ヒノキです。
製材の工程は中々見る機会が少なく、
貴重な体験で、とても勉強になりました。
見学させていただき、ありがとうございました!
2021年6月7日